元トヨタショールームコンサルタントがパパとママに教えるノアとヴォクシーの選び方
ファリーカーとして人気の高いミニバンですが、種類も多く迷いますよね。
特にノア・ヴォクシーは比較検討の対象になりやすい車ではないかと思います。そこで、ノアとヴォクシーは一体何が違うのか?!という疑問をお持ちの方に、簡単に紹介したいと思います!
同じトヨタでも4つの販売チャンネルがあります!
まず、トヨタには4つの販売チャンネルがあるのをご存知でしょうか?
ラインナップの多いトヨタ車ですが、同じトヨタ車でもその車によって取り扱っている販売店が異なります。
トヨタ店・トヨペット店・カローラ店・ネッツ店。この4つのチャンネルのうち、ノアはカローラ店のみの取り扱い。ヴォクシーはネッツ店のみの取り扱いです。
もともとトヨタ車に乗っていて、付き合いのある販売店がある場合はそのままのお付き合いでカローラ店のノアを購入するとか、ヴォクシーを購入するとか・・・という事もあるかも知れませんね。
では、特にそういったシバリがない場合は何を基準にどんな違いでノアとヴォクシーを選んだら良いのでしょうか?
ノアとヴォクシーの違いは…… 見た目です!
「ノアとヴォクシーの違いってなんですか?」と言われれば、一番わかりやすい回答は「見た目です。」これが答えになります。
ノアはヴォクシーに比べて、やわらかい顔つきです。
その車名も、“ノア・・・優しい人”という意味があるんですよ。
ヴォクシーはどちらかというとスポーティな印象の外観です。かっこいいミニバンをイメージに登場したもので、反町隆さんのCMも印象的ですね。
それぞれのボディサイズ・排気量・エンジン性能・インテリアは全く同じベースです。なので走行性能・燃費等もどちらを選んでも同じという訳です。
ノアとヴォクシーの特長
トヨタを代表するミニバンのノア/ヴォクシーですが、簡単に特徴を紹介します!
まず、乗車人数は5人・7人・8人。
5人乗りの存在は正直あまり知られていない様ですが、運転席・助手席・2列目3人と、その後ろにはデッキボードが装着されます。車内泊には最適で、キャンプ等では荷物もたくさん積めるので求めるニーズに合えばとても使い勝手の良い車です。
7人乗りは運転席・助手席と2列目は一人掛け×2のキャプテンシートと3列目が3人掛け。
8人乗りは運転席・助手席と2列目・3列目はそれぞれ3人掛けです。
また、運転席周りの操作系はインパネにまとめて配置され、シフトノブも手の届きやすい操作しやすい位置にあり、その分コンソールボックスがフロアに置かれていないので後席へのウォークスルーが可能です。
これの何が便利かと言うと、例えば雨の日には電動スライドドアで後ろから濡れずに車内乗り込み、車内で運転席や助手席に乗り込むことができるんです。
また、箱型ミニバンということで天井は高くフラット。後席モニターを装着すればお子様用にDVDの上映もできますので便利です。
気になる荷物スペースですが、何よりも魅力なのが3列目のシートアレンジ。
左右への跳ね上げ式ですが、レバーがついているのでそれをひっぱるだけ。アシストスプリングがついているので子供を片手で抱っこしていたり、荷物を持っていたりしてもいちいち降ろすことなく片手で操作して荷室を作り出すことができます。
写真ではベビーカーを横にして載せていますが、ラゲージボックスがあり、ふたを開ければベビーカーを立てて積み込む事も可能です。
大きくて運転が不安に思われがちですが、箱型で四角いスタイルなので車両感覚はとてもつかみやすく、ママでも安心して運転できる事間違いなしです。
見た目以外でのノア・ヴォクシーの選び方
さて、では実際ノアとヴォクシーどちらを選ぼうという所で外観では決めかねるという方は、ボディカラーを比較してみるのも良いかも知れません。
ホワイトやブラック・シルバー等基本色はどちらもありますが、その他のカラーではノア・ヴォクシーで違いがあります。
それぞれの特徴と同じ様に、ノアの方が優しい色合いが多くヴォクシーの方がやんちゃな色が多いです。
また、外観というところで、使用されているメッキの場所や、バックランプのカバーカラーが違うとか、細かい違いがボディカラーとの組み合わせで印象も変わってくるので、カタログで見比べてみても良いかも知れません。
さらに、それぞれの車種には『特別仕様車』という物があります。
この特別仕様車に特別装備になるアイテムはノアとヴォクシーで違いがあるので、自分の欲しいオプション等を考慮して比較検討してみるのも良いかも知れません。
以上、ノア・ヴォクシーについて、迷われている方の参考になれば幸いです!
試乗はしなくてもどちらも変わりありませんので、街中で観察をしたりカタログをじっくり見比べて見たりと、自分にぴったりの1台を見つけてみてくださいね!